山崎豊子さんの「不毛地帯」(全5巻)を読んだ。
昨年11月、学会でボストンに行く当日の空港で1、2巻を購入した。往復の機内でほぼ読破したものの、帰国後はまとまった時間がなかなか確保できない。
結局、布団に入ってから寝るまでの数10分間を、約2か月繋ぎ合わせた。夢中になって読む本がある幸せを感じつつ、昨夜ようやく5巻を読破。
すでにテレビや映画、ネットでも紹介されているので、内容については触れない。読後の感想をいくつか。
1) 主人公は旧日本軍の作戦参謀。戦犯のイメージが重なり、始めはポジティブな印象を持てなかったが、シベリア抑留を経験した主人公のような人物がいたことは意外な発見。
2) 主人公は「筋を通し、安易な妥協はしないが対応は現実的」という性格。大学院を過ごした研究室の先輩のそれに似ていて、読み進めるにつれて親近感を覚えた。
3) 石油採掘の技術的・経済的な難しさの一端を知り、興味を覚えた。旧石油公団に勤務していた知人の先生が近くにいるので、掘削の詳細や費用などについてもいろいろ教えていただいた。
山崎豊子さんの本は、今回で2冊目。実は前冊の「沈まぬ太陽」も、2009年に米国に出張した際に出発直前の空港で買い求めたもの。
「山崎豊子」と「アメリカ出張」との関係は、今後も続くかもしれない。。。
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