「化学物質の長距離・大気輸送」の原稿に関する昨日の続き。
福島の原発事故により、欧州の大気中放射性核種濃度がどう変化したか、という論文を読んでいる。驚くべきは著者の多さで、その数なんと82人。著者名と所属の記載だけで1ページ半を占める論文を見たのは初めてだ。
欧州はチェルノブイリ事故の後、各国に放射能測定のためのモニタリングポストを数多く配置したようで、今回の事故による広域的な経過観察に役立っているようだ。
事故後7日目に、福島由来と思われるヨウ素131が欧州で初めて確認されている様子が、実測値を示した図に描かれている。セシウム137はそれより少し遅れて検出。
現在、化学物質の長距離・越境移動の解説に、放射性核種は重要な位置を占めよう。専門外ではあるが、論文やその他資料等から情報を集めて、原稿に反映させていければと思う。